週末フォトグラファーのaiです。平日は都内の大学病院でがんの研究をしています。10年前、大学院生だった私が撮る写真といえば、培養皿で育てた細胞や組織を顕微鏡で撮ったミクロの世界。ライフフォトとは無縁の生活を送っていました。

そんな私が、カメラと写真にはまったきっかけは「走る犬を撮ってみたい!」でした。当時持っていたコンデジではブレブレの犬しか撮れなくて、まずは初心者むけの一眼レフカメラを買いました。

それでも、’’待て’’を無理やりさせている状態でしか上手に撮れず、そこで気づいたのは犬の悲しい顔。私が撮りたいのはこういう写真じゃないな、もっと自然で生き生きとした姿なのだと思い、撮影を続けました。その自然な姿をblogなどでupしているうちに、ウチの愛犬や愛猫も是非撮って欲しいというお話をたくさんいただき、気づけば週末は素人ドッグカメラマンとして走り回っていました。

そこで得たのは、写真技術だけではなく、撮影依頼者の作品を見たときの嬉しそうな笑顔。あぁ、依頼者が喜んでくれる写真をもっと撮りたいという思いがより強くなった瞬間でした。

そんな中で、他の被写体にも興味を持つようになり、気づけばペットだけでなく、ポートレート、旅行先の写真などを撮ることに夢中になっていきました。

小さい頃から、一つのことにはまると極めたくなる性格が功を奏して、自己流ながら色々な人の撮影技術を真似することから始めて、色々な作風で撮影していき、だんだん’自分らしさ’ を表現していくことを追求するようになったのです。

ちょうどその時、Instagramがリリースされ、初日にアカウント登録をし、使い始めました。始めは、一眼レフで撮りためていた作品をupするだけの日々でしたが、「いいね♥」やコメントがつき始めると、どういう写真に人気が集まり、何を求められているのかを意識するようになりました。 当時は日常の中に非日常を感じさせるポートレート写真を見ることが好きだったこともあり、私も挑戦してみたいと写真仲間やお友達にモデルをお願いして、作品作りを始めました。

自分らしさを表現する3つのポイント

Point 1: レンズへのこだわり

初心者用の一眼レフカメラ から、上級者向きのフルサイズのCanon 5D MarkⅢ に変える中で、カメラ以上にレンズが大事だということに気づきました。

私の一番のお気に入りは、Carlzeissのplaner T* F1.4 /85mm のオールドレンズ です。このオールドレンズは、とても繊細でシャープさに加えて、なめらかなボケ感、立体感を出してくれます。光をとてもうまく捉えてくれるレンズで、何気なく撮った一枚の描写でも満足のいく仕上がりが得られるのが特徴です。
初心者でもこのレンズを使用すれば、どんな風景やポートレートも独自の世界観を表現できると思います。初心者だからと、妥協してカメラとレンズを選ぶよりも、こういう作品を撮りたいと思ったカメラマンのカメラとレンズを真似ることをお勧めします。

Point 2: 自分の色をさがす

まず独自の世界観を作り上げるのに欠かせないのが、自分の色をさがすことです。私は初め青くどこか寂しい雰囲気を表現したくて、 でも編集技術もなかったので、カメラのWB (ホワイトバランス)を設定することから始めました。

ホワイトバランスとは、撮影環境での光の色の影響を補正して、白を白く写すための機能です。光はその種類によって様々な色や特徴を持っており、例えば、電球の光は大体黄色っぽいですし、曇りの日の太陽光は青っぽい色になります。

自分らしい色を見つけて楽しむことをお勧めします。

WBの設定

 

 

Point 3: 「光」と「空気」が伝わる作品作り

私が一番こだわったのが、光と影。暗いだけの作風にしたくはなかったので、必ず光を入れることを心がけました。今でこそ素人の私達でも、app (PICSPLAYなど)や編集ソフトで簡単に光を足すことができるようになりましたが、当時はそういうappも少なかったので、カメラの多重露出機能 を利用して、光を足すことをしていました。多重露出機能 は一眼レフカメラの上位機種はほぼ付いていると思います。是非、カメラを選ぶ上で確認してみてください。

また家で撮影する時にも一工夫しています。半分の水を入れた透明のペットボトルに、窓際から差し込む朝の光を当てて、レンズ越しに光のプリズムを探します。すると、被写体が一気に輝き出して独自の世界観で表現できます。

そうして、こだわってupした作品の「いいね♥」の数が、始めは20いいね!だったのが100、200、500、1000と増えていき、ますます写真を撮ることが楽しくなったのです。

フォロワーが5万を超えた今では、多くのブランドやメーカーのお仕事をいただけて、苦手な商品の物撮りにも 挑戦したりもしています。でも、やはり一番テンションが上がるのはヒトや動物を撮る事だと思っています。

写真に出逢えて良かったと思うことは、週末に夫や友人、写真仲間と出かける度に、記録が残る事です。記録のおかげで記憶もより強く残り、ただ過ごしていた何気無い日々にも彩が添えられました。次なる挑戦は、旅先での写真をオシャレに自分の色で切り取ることです。

これからも、自分の人生のために、家族や友人のために、人の記憶に残る、人の心を動かす作品を1枚でも多く残せたら嬉しいです。

– PROFILE –
AIさん

| ai
@iro_dori_

某大学医学部にてガン研究者として勤めながらCanon ミラーレスカメラ EOS M100 のアンバ サダーとして活躍もある異色のインスタグラマー。
5 万人以上のフォロワーを持ち、日常の生活風景を撮るだけは無く、企業・メーカー主催の パーティーやイベントなどのオフィシャルカメラマンとしても活動。

 

 

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