子育てと仕事の両立はワーキングマザーなら誰もが抱える大きなテーマです。環境や生活パターンによっては「ツライ」「しんどい」と嘆く声も多く、中には一人で抱え込み過ぎてパンクしてしまうこともあります。待ったなしの子育てをどう突破するか、今の子育て世代がもっとストレスを軽減するためにはどうすべきかを考えなければなりません。

そこで今回は、育児と仕事を両立して毎日をスムーズにするために、覚えておきたいコツをご紹介します。

子育てと仕事を両立する時に起こる問題点

少し古いデータですが、平成15年に日本労働研究機構が行った「育児や介護と仕事の両立に関する調査」を見てみましょう。「仕事を続けたかったが仕事と育児の両立の難しさでやめた」人に両立が難しかった具体的な理由を聞いたものが以下です。

このデータを見てどう感じるでしょうか。15年が経った今も、子育てと仕事を両立したいと考えるお母さん達の悩みは大きくは変わっていないのではないでしょうか。

子育てと仕事の両立に関するアンケート

出典:日本労働研究機構「育児や介護と仕事の両立に関する調査」
引用元:厚生労働省

子育てと仕事を両立するときに起こる問題には、保育園不足や職場の制度未導入(夫の会社も含む)、核家族化など様々です。自分の力だけでは変えられない、すぐに解決できない問題も多いでしょう。

一方でちょっとした時間の使い方を工夫したり、周囲の協力を得ながら両立をしているワーキングマザーも多くいらっしゃいます。彼女たちがしている工夫・コツを以下にまとめました。

子育てと仕事を両立させるためのコツ

「~すべき」を捨てる意識改革

自分の限界を超えてしまう前に、まずは「~すべき」といった考え方を思い切って捨ててみましょう。例えば、子どもの食事は手作りすべき、掃除は毎日行うべき、仕事の依頼は全て受け付けるべき等々です。

「家庭も仕事も両立したい」

「イライラしないで優しいままでいたい」

「でも、完璧にできない…」

そんな風に自分を責めてはいけません。何かを得るために手放すことがなければ、誰でもパンクしてしまうものです。

例えば、「~すべき」という考え方を捨てるために、家事を自分でやらないという選択肢もあります。
たまには家事代行サービスを利用したり、それが経済的に難しいようであれば家電に頼るのもおススメです。掃除はロボット式自動掃除機で済ませる、お皿洗いは食洗器を導入するなど、家事の一部だけでも家電を導入することで時短になりますし、精神的な負担も軽減されます。

段取りを意識する

子育ても仕事も段取りが大切です。試しに1週間分のタイムスケジュールを作ってみましょう。
まず、やるべきことを常に手帳に書きだすクセをつけてください。頭の中を整理してタスク化します。

例えば1週間分の献立を立てて買い物はまとめ買い、週末に夕食のおかずを作り置きする、それが難しい場合にはお肉や野菜を調理しやすいようカットしておくだけでも献立検討・買い物・料理の時短につながります。必要な日用品や育児用品はストックが少なくなったら書き出してネットで注文することで、あわてて買い物に走る事態を防げます。忙しい朝は手軽に済ませられるパンにすることでドタバタを軽減する、など常に段取りを意識することが大切です。

生活の軸を朝にシフトする

やることが溜まっているのに子どもと一緒に寝てしまった…という後悔も、朝方に切り替えれば問題ありません。例えば、5時頃に起床することを目標とします。
帰宅して食事やお風呂を済ませたら、たっぷり子どもと触れ合いましょう。22時までには就寝することを目標にすると、5時頃の目覚めが自然にできるようになってきます。朝一で洗濯や自身のヘアメイクにも余裕をもてますし、掃除機代わりにふき取りシートでさっと床を拭くことでこまめに掃除ができ、部屋を清潔に保つことができます。

頼れる存在を身近に置くこと

仕事をしていると、思わぬトラブルでどうしても抜けられない時もありますよね。もし身近に両親や親戚、頼れるママ友がいたら積極的に協力してもらいましょう。
経済的に余裕があればベビーシッターに依頼するのもオススメです。数時間だけでも代わってもらえる人がいると心の余裕が生まれます。

働き方を変えることも検討する

正社員として働いていると、自己都合での早退や遅刻を許さないような雰囲気の会社も、珍しくありません。会社でフレックスタイム制の導入や在宅勤務への変更ができるポジションがあれば、相談してみましょう。
雇用形態にこだわらなければ、パートやアルバイトに働き方を変えるのも手段の1つ。時間に融通のきくフリーランスでの仕事にチャレンジしたい場合は、いきなり独立するのではなく副業として始め、手ごたえを確かめてみることをおススメします。事前にフリーランスとして働くメリットとデメリットもしっかり把握する必要があります。

子育てと仕事の両立スケジュール例

タイムマネジメント

子育てと仕事を両立するお母さん達は、本当にパワフルです。24時間休む暇もないほど仕事に子育に頑張っています。
自分にはとても無理と思っても、先にお話した両立のコツをうまく取り入れられればもっと気持ちに余裕をもって一日を過ごすことができるようになるかもしれません。ここでは、子育てと仕事を両立しているワーキングマザーの1日のスケジュールをご紹介します。
人によって保育園に預けられる、預けられないなど環境は違うかもしれませんが、参考までにご覧ください。

5:00 起床後 今日の予定を整理
部屋の掃除、洗濯機を回す
5:30 メイク、朝食の準備、夕飯メニュー決め
6:00 お弁当を作る、洗濯物を干す
6:30 子ども起床~しっかりスキンシップ
7:00 朝食~着替え
8:00 保育園~会社へ
17:30 退社~保育園へ
18:00 夕食準備
18:30 夕食~後片付け
19:30 お風呂
20:00 家族時間
22:00 就寝

まとめ

毎日忙しく働くワーキングマザーのタイムマネジメントは、子育てと仕事の両立を実現しために必要不可欠なもの。子育てには、会社の制度導入や、男性側の意識改革を待っている時間はありません。ないものは見ずに、あるものを見つめながら、大切な時間を少しでも増やしていきたいですね。
いつの時代も母は強かったように、現代を生きる私たちも育児と仕事を上手くこなしていけると良いですね。