女性が活躍しやすい環境とは

出産や介護などによって「仕事に支障が出た」、または「仕事が続けられなくなった」などの経験を多くの働く女性がしているのではないでしょうか?

ライフステージによって生活環境が大きく変わる女性にとって、変化があっても仕事を継続できる職場環境はとても重要ですよね。

結婚や出産をしても無理なく仕事を続けられ、キャリアアップを諦めずにすむような職場に巡り合うためには、どのようなポイントを見ておけば良いのでしょうか?

今回は、女性にとって働きやすい職場と、働きやすい職場を見分けるポイントを見ていきましょう。

出産後に悩む職場環境

出産後の悩み

近年では女性の出産による離職を防ぐため、産休育休制度や復帰後の時短制度を導入する企業が増え、産後に職場復帰する人の割合が増えています。

しかし、産後職場復帰がしやすくなった一方で、共働き家庭では小さな子どもの育児と仕事の壁にぶつかることが多くあり、たくさんの働くママが悩みを抱えながら日々仕事と育児に奮闘しています。

中でも多く声が上がるのが、子供の体調不良やケガの時の対応です。保育園には預けることができないし、仕事も休めないしと、八方塞がりの状況に頭を抱えた経験は、働くママの誰もがあるのではないでしょうか。また、仕事でトラブルが起こった時や急な対応を求められる場面でも、保育園のお迎えがあるので残業ができない、夕方のミーティングなどにも参加できないなど、仕事と子育ての両立の際に立ちふさがる課題に、多くの働く女性が悩んでいます。

育児と仕事が両立できるようにサポートしてくれる職場だと、働くママも安心して仕事に取り組めますよね?

最近はフレックス勤務や、時短勤務、リモート勤務などで働けるようにサポートしてくれている職場も増えてきました。

勤務時間や勤務場所において自由度が高ければ高いほど子供のトラブルにも対応しやすくなります。

勤務時間や勤務場所が融通を効かせられる職場環境や職務内容なのかは、職場選びで見ておきたいポイントの1つと言えます。

女性活躍推進法について

働く女性の活躍を国としてサポートすべく、平成28年4月から「女性活躍推進法」が施行されました。「女性活躍推進法」は、女性の職場生活における活躍の推進に関する法律で、女性の活躍を企業側が進めることを義務づけたものです。従業員が300人以上在籍する企業では、現状の把握と課題の分析、計画の公表や労働局への届出などが義務づけられています。企業は女性が十分に能力を発揮して活躍できる職場環境へと変わっていけるよう、計画を立てて進めていかなければなりません。

また、従業員が300人未満の企業においても努力義務があり、一部の大企業だけでなく社会全体が女性の活躍を推進できるように作られた法律です。

これを機に、多くの企業が女性の働く環境作りへの取り組みを加速させています。

次章では、女性が活躍しやすい環境作りをしている企業を見ながら、どういうポイントを見れば、働きやすい職場に巡り会えるかを見ていきましょう。

女性が活躍している職場作り例

快適な職場

■大手メーカーの事例

結婚や出産、子育てなど、家庭と仕事を両立していくには、それぞれの環境に配慮された制度と周囲の理解が不可欠です。

ただ周囲の理解を得ることが難しく、子供の病気の時やお迎えで先に帰る時に心無い一言を言われてしまったり、まだバリバリ働いている人たちの中、先に帰ることに後ろめたい気持ちになることもあると思います。

そこで某大手メーカーは、定時を16時半にするという驚きの施策を打ち出しました。

すべての社員の就業時間を16時半にすることで、自分だけ先に帰らなくてはいけないという気持ちを持つ必要がなくなります。

これまで定時までの勤務が難しかった人も時短制度を適用することなく、他の社員と同様に仕事をしていくことできるよう改善し、女性が活躍できる職場を作ったモデルケースです。

定時の時間がどれだけ早いかというのは、働く女性において重要なポイントといえるのではないでしょうか。

そもそもの定時が遅い企業だと、いくら定時で上がれても子供の世話や家庭のことなどに時間をさく余裕がありません。

上記の例のように定時を早くしている企業もありますので、「定時がどれだけ早いか」を職場選びの際に参考ポイントの1つにしてみてはいかがでしょうか?

■某IT企業の事例

ベンチャー気質の残る某IT企業では、女性社員が出産・育児をしても働き続けられる職場環境向上を目指してたくさんの制度が設けられています。

・子育て中の困ったに手が届く在宅勤務制度

子供の急病・ケガで自宅で看護が必要な時には、在宅勤務ができる制度で仕事をしながら子供のそばで看護することが可能です。登園禁止期間など長引く病気の際にも、子供の看病と仕事のことでも頭を悩ませるというストレスがなく、仕事に取り組むことができます。

このIT企業では、女性の活躍を支える制度や様々な取り組みから、産休・育休の復帰率は96.8%に上昇したそうです。

「リモートワークで仕事することも良しとしてくれる企業かどうか」は、子供がいる女性にとって働きやすい環境かどうかで重要なポイントではないでしょうか?

子供の急病やケガなどのトラブルは、子供がいる女性であれば誰もが経験することだと思います。

そういった時に、この事例の企業のように在宅で仕事をしながら子供の看病ができるのはとても助かりますね。

女性視点で見ておきたい職場のポイント

今現在すでに確立されている女性や子育てのための制度なども重要ですが、企業側として女性の活躍推進に向けてどのような考え方をもっているか、社員の働く環境がどれだけ大切にされているか、なども職場選びの重要なポイントとなります。女性活躍推進として様々な制度が確立されていても、男性社員や周りの社員からの理解が薄ければ、制度を活用するのにストレスを感じる場面も出てきてしまいます。

今後の働き方改革に向けて会社のトップがどのような取り組みを検討しているのか、会社ホームページや社員インタビューなどから確認するのもおすすめです。企業として成長していくにあたり、男女問わず様々なバックグラウンドを持つ人材を大切にし、安心して働ける職場なのかは、是非とも確認しておきたいポイントです。