八木下泉(やぎしたいずみ)さん

地元の長野でトータルライフスタイルブランド『PUR』をプロデュースする八木下泉さん。2人目のお子さんの妊娠をきっかけに東京から移り住み、現在はママ目線でデザインした洋服や焼き菓子を販売しながら、古着の魅力を伝えています。お店に込められた想いや、移住したからこそ気づいた田舎暮らしの魅力について伺いました。

自然が生活の一部。長野へ移住して気付いた魅力

2人目の子供を妊娠して、これからどうするかと家族会議をしたときに、自然の中で子育てをしたいと思ったのがきっかけで長野に移住しました。私自身が育ったのが長野だったので。それまでは東京に住んでいて、長野の生活は今年で4年目になります。

庭で野菜を育てたり、花を摘んだりと自然が生活の一部になっているのが魅力です。東京に住んでいると土さえ踏まない日も多いですが、長野では自然が身近にあります。

移住前は、子供は蟻さえも怖がるほど虫が大の苦手だったのですが、長野に住んだことで虫が大丈夫になって、動物も好きなりました。家の中ではカメムシや得体の知れない虫もときどき遭遇します(笑)。

古着の魅力を伝えるためのお店をオープン。八木下さんプロデュースのアパレル「PUR」と焼き菓子も販売

最近、古着をメインで扱うお店をオープンしました。お店の古着は、メンズは主人、レディースは私がバイイングしています。私自身が手がける「PUR」というブランドの洋服とテイクアウト用の焼き菓子も販売しています。焼き菓子を買いに来られたお客様に古着の魅力に触れ合っていただきたい、という想いから始めました。

今はお菓子作りが大変です(笑)。作り方だけでなく、日持ちや品質まで勉強しなくてはいけないことがたくさんあって…。オープンして1カ月ですが、なかなか要領が掴めていなくていろいろ試行錯誤している状況です。

それでも価格帯を低めにしていることもあって、一度にまとめ買いしてくださるお客様もいて、1カ月の間でリピートされる方もいらっしゃってすごくうれしいです。

 

 

 

 

今日着ているワンピースは私の手掛けている「PUR」のものです。ポケットを付けるなど、ママ目線の立場でデザインすることが多いです。ワンサイズで作っているので、ベルトで調整できたりと幅広い体系の人が楽しめるように心がけています。

洋服をデザインするうえではInstagramやPinterestで海外の投稿を参考にすることが多く、気になるものがあればスクラップしてまとめています。あと古着のデザインや生地感を参考にすることも多いです。

もともと短大では栄養学を専攻していたのですが、5年間アパレルに携わりその後「PUR」を立ち上げました。私の姉がパタンナーとして仕事をしていたので、姉に教わりながら始めました。今では私がデザインをして、信頼のある工場で縫製してもらっています。当初はWebショップメインで、ときどきイベントなどで販売していました。今回お店をオープンしたことでわざわざ東京から来ていただくお客様もいらっしゃって大変ありがたいです。

充実感を得ながら、豊かに暮らせる長野の生活

長野に移住して感じた魅力は小さい町だからこそ人と人との繋がりが強いこと。お店をオープンさせるにあたって、同業の方にも協力していただけてとても助かりました。東京では何かとライバル意識のようなものがあるかもしれませんが、松本市においては同業でもみんな助け合っているような雰囲気があってすごく居心地いいです。お店をやっていく上では、人との繋がりはとても大切なんだと改めて感じました。

松本市は移住者が多いので、移住者同士の絆が深いように思えます。今では仲の良いママ友もできたので、子供の面倒をみてもらえたりと感謝の気持ちでいっぱいです。

東京の暮らしとの違いは物価がとても安いこと。庭付き一戸建てでも手に届きやすい価格が多いです。野菜も自分で作れるし、ご近所でいただくこともあります。金銭面では東京に住んでいたときよりも抑えられていますよ。ただ移動が全て車なので、1人1台は必須ですが…。

あと野菜の味が濃くて、どれも本当においしいんです。近所に野菜の直売所があって、珍しい野菜も多く販売しています。東京だと高級スーパーでしか見ないようなものも100円や200円で手に入るんですよ。

仕事の子育ての両立についてはほどよく手抜きすることが大事ですね(笑)。私は元々完璧主義なところがあったんですが、疲れたら家事もほどよく手抜きするようにしています。上の子は小学生、下の子は保育園に通っているので、仕事はその間に集中するように心がけています。

自然がある地方への移住は本当におすすめです!東京はお洒落だし刺激的なこともたくさんありますが、移住したことで充実感を感じることが多く、気持ちが豊かになった気がします。


八木下泉さんのバッグの中身

バッグは義母からいただいたオールドコーチです。義母が40年前にアメリカで購入したらしく、独特の風合いやデザインが気に入っています。スマホよりカメラで撮ることが多いので、カメラは基本的に毎日持ち歩いています。カメラのバッグは自分のブランドのものです。イニシャルのKは娘の名前の頭文字。元々はおむつ入れとして使っていたものなんですが(笑)。持ち歩くメイクアイテムはリップだけです。シャネルは発色がいいので最近のお気に入りです。

– PROFILE –
izumi yagisitaさん

| izumi yagisita
@xxizumi123xx

トータルライフスタイルブランド『PUR』ディレクター。
栄養士、フードコーディネーターの資格を生かし、フードスタイリング、ケータリングの活動もしています。

 

 

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